我が家のベランダで育てているプランターにコバエがたくさん発生してしまいました。
過去、青唐辛子をコバエがきっかけで土壌状態が悪化し、青枯病を引き起こして枯らしてしまった苦い経験があります。
本記事では二度と野菜を枯らしてしまわないようにコバエ対策について紹介します。
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コバエが発生する理由
プランターに入れた土の表面をみると、小さな黒い虫がブンブン飛び回っていることはありませんか?
どうして土にコバエが湧いてしまうのかというと、市販されている土・自分で配合したオリジナル土のどちらも栄養成分がたっぷり含まれています。
とくにオリジナル土の場合、有機物もたっぷり含まれていたり、もともと虫の卵が混入してしまっている可能性もあるので、市販の土より虫が湧きやすい条件があるのかもしれません。
野菜は土の栄養を吸って成長し続けます。
逆を言えば、土の栄養は野菜にとってご馳走であれば、虫の立場からしても美味しい環境。
どこからともなくやってきた大人のコバエは美味しそうな匂いのする土を見つけては、地表に卵を産み付けます。
この匂い、人間には分からないセンサーのようなものて見つけてしまうようで、これがコバエが発生する直接的な原因になるのです。
コバエが大繁殖する理由
ちょっとの間、プランターの世話に時間をかけられなかった日が続いて、久しぶりに植物の様子を見るとコバエが大発生!!
なんてことも、よくあるケースみたいです。
感覚値としては、乾いている土よりも若干湿った土に飛び回っているイメージ。
(私もあります;)
これは、コバエの繁殖サイクルが人間とは比べ物にならないくらい早いことが原因です。
コバエの卵は土の表面に産み付けられてから最短で半日、長くて3日で孵化します。
その後、1週間ほどかけて成虫に育ち、成虫からは3日から4日あれば産卵します。
つまり卵から1週間から10日ほどあれば成虫にまで育ち、2週間以内には次の世代にあたる卵を産みます。
寿命は1ヶ月ほどで生涯を通じて500個の卵を産み、驚くべきことにメスのみで卵を産むことができるのが特徴。
たった1匹が卵を産むだけで短期間で爆発的にその数を増やすことができるのでとても厄介な存在です。
大量に増えるコバエ。野菜への影響が気になりますね。
コバエ自体に作物の影響はない
コバエ自体の食べ物は土の中の栄養や腐敗した有機物なので、基本的に作物への影響はないといわれています。
しかしながら、まず見た目が気持ち悪い。
人間にとっては目障りな存在の何者でもありません。
また、どこからかやってきたコバエはその前に何に触れていたか分かりません。
不衛生な場所からやってきた場合、何か嫌なウイルスなどを媒介されても嫌なので、基本的にコバエは発生したら対策をとるようにする方がベターでしょう。
ちなみに何もせず放置した場合、寒くなるor栄養がなくなると勝手にいなくなります。
コバエが沸く土は肥料の状態がよくない
私がコバエを大量発生させてしまった原因は、いりこを出汁をとるように下処理をした際、頭と内臓のワタが勿体ないと感じてすり鉢で丁寧にフレーク状にして唐辛子の土に混ぜたことによります。
完全に発酵が進んだ肥料であればコバエはまず湧きません。不完全な発酵状態の肥料は作物にいい影響を与えないからです。
過去、コーヒーのかすを肥料にしてしまおうと(油分が含まれていて園芸の土に撒くとよいと知人に教えられる)挑戦したことがありますが、濡れた状態のまま撒いたことで変な発酵の仕方をしてしまい、失敗しました。
発酵ではなく、腐敗になってしまったパターンです。
このことから、自作のブレンド肥料などを混ぜて作るオリジナル土というのは初心者にとってハードルが高いものたと学びました。
個人的なおすすめとしては、
- 初期肥料がバランスよく配合されている
- 自作よりきちんと肥料の処理がされている(はず)
の市販の培養土を購入する方がいいです。
ただし、安物の培養土の場合、プラスチックなどのゴミが混入している可能性もあるので、ある程度平均的な価格以上のものを選ぶようにしています。
といっても、ホームセンターで売っている培養土でプラスチックごみが混入した経験はないのて、ほとんど心配はしていません。
要点をまとめると、
初心者はオリジナルブレンドの土は難しい
とくにプランター栽培の場合、土の量が難しく地植えでもないので調整が難しく被害が一気に進行する
でしょうか。
手っ取り早く、黄色いテープ状のものでペタペタ罠を作ってしまうのも効果がありそうですが、試したことはありません…
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