“とうがらし”とは中南米を原産とする、ナス科トウガラシ属の果実です。
唐辛子は世界各地で栽培されていて、その品種は数千種類に及ぶといわれています。
本記事では、トウガラシ属に分類される種を紹介したいと思います。
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トウガラシ属の分類
トウガラシ種
(学名:カプシクム アニューム ”Capsicum annuum/Capsicum annuum L.”)
メキシコ原産で温帯から亜熱帯にかけて広い地域で栽培されています。花の色は、白、まれに紫をしています。
日本で栽培されるトウガラシのほとんどがこの仲間に入ります。
主な栽培品種は
- コトウガラシ(Abbreviatum)
- トウガラシ(狭義)(Acuminoum)
- ホシトウトウガラシ,チェリーペッパー(Cerasiforme’)
- ゴシキトウガラシ,タバスコペッパー(Conoides)
- 八房,ヤツブサ,レッドクラスターペッパー(Fasciculatum)
- シシトウガラシ,ピーマン(Grossum)
- ロングペッパー(Longum’ ナガミトウガラシ)
- ムラサキトウガラシ(Nigrym)
- 鷹の爪(Parvo-acuminatum)
- パプリカ
- 本鷹
- ハラペーニョ(30,000-50,000スコヴィル単位)
- バスク地方のピマンデスペレット
など
キダチトウガラシ種
学名:カプシクム フルテッセンス “Capsicum frutenscens”
熱帯~亜熱帯に分布する
生育環境によっては低木状になる
タバスコ、島トウガラシはこの仲間
主な品種はプリッキーヌー(phrik kii nuu)、島トウガラシ、タバスコペッパー
シネンセ種
学名:カプシクム シネンセ “Capsicum sinennse”
原産はアマゾン流域の低地、西インド諸島やメキシコからボリビア、ブラジルに分布しています。
黄緑の花
実は下向きのものが多い
ハバネロやハラペーニョがこの仲間
ロコト種
学名:カプシクム プベッセンス “Capsicum pubescens”
南米のアンデス山脈周辺に分布
紫色の花が咲くのが特徴
激辛の固有種で6,000年以上の歴史があると言われている
栽培地を選ぶ種類のため、世界的には普及されておらず、日本での栽培は難しいとされます。
50,000-100,000スコヴィル単位。
アンデスの山間部が主な産地である。気温が18 – 20度程度で比較的乾燥している場所が生育に適している。インカ帝国よりも昔の時代(プレ・インカ)から栽培されていたとされる。日本では、長野県で栽培が試みられている。
アヒ・アマリージョ種
学名:カプシクム バカタム”Capsicum baccatum”
ボリビア・ペルーなど中南米で一般的に栽培される。
2500-5000スコヴィル単位。黄緑の花。
アンデスでは「アヒ aji」と呼ばれる
ウルピカ種
学名:カプシクム ”Capsicum cardenasii”
ボリビアに自生する野生種。花は釣鐘状、紫色。
(参考 ウィキペディア,http://sky.geocities.jp/shirasato99/profile_tougarasi.html)
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